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人工筋肉を装着してウルトラセブンになりきる体験コンテンツ。引っ張る力が強くなるか、データを集める実証実験も兼ねている=2022年10月28日、千葉県柏市、高橋豪撮影

 ウルトラセブンになりきり、「人工筋肉」のパワーを借りて怪獣エレキングの侵攻を阻止せよ――。29、30日、つくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅(千葉県柏市)周辺で開かれるイベント「柏の葉イノベーションフェス2022」で、こんな体験ができる。まちぐるみで先進技術の研究開発をしている「柏の葉スマートシティ」の発信につなげようと企画された。

【写真】高強度のプラスチックを用いて軽量化した電気自動車「ItoP(アイトップ)」。東大柏キャンパスに保管されている=2022年10月28日、千葉県柏市、高橋豪撮影

 体験できるのは、リハビリ用などに身体動作を補助する人工筋肉を上半身に着け、怪獣エレキングの「しっぽ」につなげたロープを引っ張るゲームだ。

 人工筋肉を作動させずにロープを引っ張ってもエレキングには効かない。だが、作動させてウルトラセブンになりきるとようやく侵攻を防げるという設定だ。実際に引っ張る力が強くなることが体感できる。

 このほか、素材にプラスチックを使って軽量化した電気自動車や、別の自動車で5G回線を使った遠隔運転の実演がある。スマートシティを手がける三井不動産の担当者は「チャレンジを続けているまちとして親しみを持ってもらいたい」と話す。(高橋豪)

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