埼玉県坂戸市の住宅で女性が死亡しているのが見つかった事件で、西入間署は2日、殺人容疑で、同市鶴舞4丁目、無職の母親(70)を逮捕した。

 逮捕容疑は10月31日午後7時ごろから1日午前8時25分ごろまでの間、自宅内で、就寝中で無職の娘(42)の首を絞めて殺害した疑い。

 同署によると、母親は3人暮らし。母親の70代の夫が1階和室の布団で死亡している娘と、ソファでぐったりしている母親を発見し、110番。母親の回復を待って逮捕した。2日に行われた司法解剖の中間回答では、娘の死因は首を圧迫されたことによる窒息とみられるという。

 母親は容疑を認め、「首を絞めて殺したことは間違いない」と供述。動機については「(娘が)暴れると手に負えず、どうすればいいか分からず殺してしまった」と話しているという。