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20年ぶりの自衛隊「国際観艦式」空から見てみた! 新造艦と古参艦が邂逅 まさにオールスター [きつねうどん★]
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2022/11/06(日) 21:21:32.14ID:uaRR8Uyq
2022年は海上自衛隊創設70周年
 海上自衛隊は2022年11月6日(日)、観艦式を7年振りに挙行しました。なお、今年は海上自衛隊創設70周年の節目の年であるため、実に20年振りとなる国際観艦式という形での実施であり、アメリカを始めとして、カナダ、オーストラリア、インド、パキスタンなど、総勢13か国から来日した18隻の外国艦艇や航空機も参加する一大記念行事となっています。

 なお、これに合わせて海上自衛隊は10月29日から11月13日までをフリートウィーク期間に設定し、横須賀を中心として、横浜や木更津など東京湾各地の港で艦艇公開イベントを行うなど、国際観艦式を盛り上げる各種イベントを行っています。

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令和4年度国際観艦式を空から見た様子。手前が先導艦「しらぬい」、その奥が観閲艦「いずも」(武若雅哉撮影)。

 今回の国際観艦式の見どころといえば、2015(平成27)年に行われた前回以降、新たに配備された護衛艦が登場したことと、F-35Bの運用ができるよう改修された「いずも」に関してでしょう。

 まず、前回開催された観艦式以降に竣工した護衛艦として、まや型(1番艦竣工2022年)、あさひ型(同2018年)、もがみ型(同2022年)が初めて参加しています。潜水艦は最新のたいげい型が初参加であり、より一層、戦闘能力を向上させたルーキー艦艇の数々を見ることができました。

 一方、1988(昭和63)年に就役した、はたかぜ型護衛艦の2番艦「しまかぜ」(現在は練習艦)も参加していることから、往年の名選手と期待の新星が入り混じる、まさに「オールスター」の様相に筆者(武若雅哉:軍事フォトライター)は感じました。

 2022年の国際観艦式、どういった流れで実施されたかというと、まず岸田文雄 内閣総理大臣がMCH-101ヘリコプターで「いずも」に着艦したところから始まります。その後、艦内の格納庫において栄誉礼を受けた岸田総理は「いずも」飛行甲板脇のエレベーター部分に準備された観閲台へと移動します。こうして自衛隊の最高指揮官である内閣総理大臣が乗る「いずも」は観閲艦となり、先導艦を務めるあさひ型護衛艦の2番艦「しらぬい」を始め、「ひゅうが」「たかなみ」の両護衛艦を引き連れながら航行していきました。

 なお、観閲部隊と受閲部隊が交差するポイントでは、受閲部隊側から敬礼を受けた観閲艦が答礼をし、全ての護衛艦がすれ違うと、回頭といって180度進路を変えました。

動画で観艦式見る場合のオススメポイント
 次いで行われたのが訓練展示です。

 潜水艦が戦術行動という操船作業の一環として潜航・浮上を展示したほか、P-1哨戒機による赤外線欺瞞装置「IRフレア」の投射やUS-2救難飛行艇による離着水などをおこなったのち、ブルーインパルスによる飛行展示も行われました。これらが終了すると、岸田総理は格納庫において訓示したのち、ヘリコプターで「いずも」から離艦、こうして国際観艦式は終了しています。
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2022/11/06(日) 21:21:38.51ID:uaRR8Uyq
https://contents.trafficnews.jp/image/000/062/898/large_221104_kankansiki_02.jpg
単縦陣で航行する護衛艦と練習艦。右手前から「もがみ」「くまの」「しまかぜ」。前2艦と「しまかぜ」とでは建造時期で約35年もの差があり、それが外観にも表れている(武若雅哉撮影)。

 このように国際観艦式の一連の流れを振り返ってみましたが、このなかで空撮できたのは、航空機による訓練展示が行われる前まででした。なぜなら、航行する部隊の上空を飛行する撮影機(ヘリコプター)は、航空機が訓練展示を始めると、その障害となってしまうため、進路を開ける必要があったからです。また、訓練展示後に解散した艦艇は、再び集まることがないため、そのまま撮影機は飛び立った基地まで戻りました。

 こうして、20年ぶりとなる海上自衛隊の国際観艦式は幕を閉じましたが、一連の模様はライブ配信が終わったあとも、インターネットの動画サイトなどで視聴することが可能です。空から観艦式を見ていた筆者が、国際観艦式を楽しむポイントとしてあげるのは、なんといっても「新造艦の雄姿」と「古参艦の風格」という点でしょう。竣工して間もない新造艦は艦体がきれいなのに対し、古参艦は随所に錆が浮いていて、年季の入り方が伊達ではありません。当然、乗員の練度もそれだけ高く、しっかりと単縦陣を組み、航行ルートをブレることなくピタリと決めていました。

 久しぶりに日本で国際観艦式を開催したとあって、参加艦艇の見事な操船は空からもよく実感することができました。次回の観艦式は予定通りだと2025年です。3年後はコロナ禍による乗艦制限も緩和され、昔のように見学者を多数載せた艦船が集う、従来通りの観艦式になっていることを期待しましょう。
【了】

https://trafficnews.jp/post/122694
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