ウクライナ侵攻への参加が指摘されるロシアの民間軍事会社「ワグネル」の元戦闘員が「裏切り者」として“処刑”された疑いがあるとロシアの独立系メディアが報じました。

独立系メディア「メドューザ」は13日、ワグネルの元戦闘員がウクライナで投降した際、「ウクライナ側として戦う」などと語ったことをめぐり、裏切り者として“処刑”された疑いがあると報じました。

これに先立ち、ワグネルと関係があるとされるSNS上に元戦闘員が“処刑”される様子を撮影したとする動画が投稿されていました。

元戦闘員はこの夏、殺人罪で刑務所で服役していたところ、ワグネル創設者のプリゴジン氏の勧誘を受けて戦闘員になったということです。

プリゴジン氏は13日、SNS上でこの件について「犬は犬死にする」「彼は国民を裏切った」などとコメントし、ワグネルの関与を示唆しました。“処刑”動画の投稿は見せしめの狙いもあるとみられます。

一方、元戦闘員がどのようにしてロシア側に戻されたかなど、詳細は現時点で明らかになっていません。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/203144