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札幌市内の集会でオリパラ招致について語るれいわ新選組の山本太郎代表=札幌市内で2022年11月25日午後6時37分、山田豊撮影

 れいわ新選組の山本太郎代表は25日、札幌市内で集会を開いた。札幌市が招致を目指す2030年冬季オリンピック・パラリンピックについて「(東京大会で)さまざまな問題があった。もう一度、札幌でオリンピックをやろうというのは常軌を逸している。やる必要がないと思う」と持論を展開した。

 れいわ新選組は来春の統一地方選で道内に複数の候補者を擁立する見通しで、山本代表は候補者紹介を兼ねて札幌市を訪れた。

 集会の参加者は約100人。30年冬季オリパラ招致について「資本家や企業の祭典はあり得ないということもあるが、割くべきリソース先や優先順位が違う」と語った。

 東京大会についてはさまざまな汚職や談合疑惑が浮上している。山本代表は「五輪を招致するというのは、おそらく汚い金を稼ぐためにやるんだろうと思ってしまう」と批判。「『世界で最もコンパクトなオリンピックを目指します』といっていた東京五輪が、莫大(ばくだい)な費用を掛け、金をばらまいて垂れ流した。不健全の象徴になった」と語った。【山田豊】

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