沖縄駐留アメリカ軍による実弾射撃訓練が30日から王城寺原演習場で始まりました。これに対し、演習場周辺では市民団体が訓練の即時中止を訴えました。

宮城県色麻町の王城寺原演習場近くの国道沿いでは、労働組合などで作る市民団体のおよそ40人がアメリカ軍の実弾射撃訓練への抗議活動を行いました。

王城寺原演習場での実弾射撃訓練は、沖縄県の負担軽減のため1997年から行われていて、今回で19回目です。抗議活動の参加者は、戦争のための実弾射撃訓練はあってはならず地域住民の安全安心を脅かしているとして、即時中止を訴えました。

米軍移転・日米共同演習反対県連絡会 佐藤春治事務局長:
「ウクライナへのロシアの侵略戦争で多くの人が亡くなっている。こういう時になぜ戦争訓練をするのか」

今回の訓練にはアメリカ軍の海兵隊およそ300人が参加し、30日から10日間実施され、実弾射撃訓練はこのうち8日間、行われます。

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