陸自初の北欧製戦闘車両が誕生へ
 防衛省は2022年12月9日(金)、陸上自衛隊が導入を計画する次期装輪装甲車として、フィンランド製「AMV XP」に決めたことを発表しました。

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防衛省が採用を決めたパトリア製「AMV XP」装輪装甲車(画像:防衛装備庁)

「AMV XP」はフィンランドのパトリア社が開発・生産する8輪駆動の装甲戦闘車両で、乗員3名のほかに12名の兵員を収容できます。

 同車は現用のコマツ製96式装輪装甲車の後継として導入され、三菱製の「機動装甲車(仮称)」と比較試験が実施されていましたが、基本性能や経費の面で「AMV XP」の方が優れていると判断され、最終的に採用に至りました。

 なお、2023(令和5)年度の防衛予算の概算要求では、すでに29両を調達すると明記されています。また防衛省によると今後、日本企業によるライセンス生産も追求していくそうです。
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