減速運転に切実な理由とは?

北海道の釧路と根室を結ぶJR花咲線6本と釧網線1本で12月5日から夜の間、スピードを落としての運転が始まった。

理由は…シカとの衝突。

10月にJR北海道の釧路支社の管内で起きた衝突事故は156件と前年の約1.5倍。

花咲線で撮られた無数のシカ スレスレを通るシカも
そんな花咲線の実態を示す映像が撮影されていた。

「結構いるな」「ヤバいヤバいヤバい…」

軽やかに線路を横切るシカ。

もう1頭はぶつかるスレスレを通り過ぎていく。

カーブを曲がると、数え切れないほどのシカの群れが…。

目の前では、2頭が悠々と横断中。

列車はスピードを落とした。

シカが線路に寄ってくる理由とは?
次から次へと線路を飛び越えていくシカたち。

何度も警笛を鳴らしたり、急停車する場面があったという。

動画を撮影した男性は「危うくひかれそうになるシーンもあったので スピードを出して走るのは難しいかなと思った」と話した。

シカが線路に進入する理由は、レールをなめて鉄分を補給するためともいわれている。

減速運転は、来年の3月末まで行われ、最大で16分の遅れが出るということだ。

(「イット!」12月16日放送より)

https://www.fnn.jp/articles/CX/459786