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2022/12/22(木) 14:43:11.32ID:OyS0urYlhttps://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/c4cbdfeb5f21b686c741d2afff326646ff961072&preview=auto
自民党の薗浦健太郎衆院議員が21日、政治資金収入の過少記載疑惑を巡って議員辞職し、自民と「政治とカネ」を巡る問題の根の深さが改めて浮き彫りとなった。疑惑を抱える閣僚らは他にもおり、野党の追及が強まるのは必至。岸田文雄首相の下で党の体質改善が進んでいないことが明らかになった形で、内閣支持率をさらに押し下げる可能性がある。
この日、薗浦氏は姿を見せず、議員辞職願は事務所関係者が提出。パーティー収入を政治資金収支報告書に計約4千万円少なく記載した疑惑についての説明は、紙1枚の書面コメントを発表しただけだった。
首相は問題発覚直後の11月末の参院予算委員会で、薗浦氏に説明責任を果たすよう求めていたが、薗浦氏は書面で「引き続き調査を進め、適切に対応する」などと述べるにとどめた。
薗浦氏は安倍晋三政権では首相補佐官を務め、麻生太郎副総裁の最側近。外交・安全保障政策に精通しているとして、所属する麻生派内で未来の閣僚候補として期待されていた。麻生派は山際大志郎前経済再生担当相に続く所属議員の不祥事で、麻生氏の政治力低下につながる可能性がある。
政治とカネの問題を巡り、首相は昨年の総裁選で党改革による「国民の信頼回復」を訴えて就任した。吉川貴盛元農水相ら閣僚が相次いで辞職したことを受けた主張だったが、岸田政権下でも寺田稔前総務相が先月、親族に事務所費を支払っていた問題で辞任。秋葉賢也復興相も同様の問題を抱える。また森雅子首相補佐官が代表を務める政治団体の政治資金収支報告書に約6千万円の記載漏れがあることが新たに発覚した。
立憲民主党の岡田克也幹事長は21日、「他の議員で同じようなことがないか、自民党はきちんと点検してもらいたい」と強調。来年の通常国会で追及する方針を示した。自民の閣僚経験者は「臨時国会のような逆風に見舞われたら政権が持たない」と危ぶむ。
