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 1月5日は、「ホームセキュリティの日」。よく聞く「ホームセキュリティ」という言葉は、「家庭の安全」という意味の和製英語でセコムがつくった造語だ。

 セコムで思い浮かぶのが「セコム、してますか?」でおなじみの巨人・長嶋茂雄終身名誉監督。東京ドームに看板が掲げられており、ホームランが当たると100万円の賞金が贈られる「ビッグボードホームラン賞」があり、29年間で14本のホームランが当たっているという。

 では、セコムするにはいくらくらいかかるのだろうか?

「レンタル契約で戸建てだと月約7500円、マンションだと月約5000円で、それに加えて工事料と保証金が発生します。部屋数などにより設置するセンサーの数も異なるので変動します」(セコム担当者)

 往年の名優、宇津井健の主演で大ヒットしたテレビドラマ「ザ・ガードマン」の企業モデルも同社だ。きっかけは、東京オリンピック後に始まった帝国ホテルの警備員が、新しい仕事としてテレビ局のプロデューサーの目に留まったこと。最高視聴率は、なんと40%超え。放映された年には、売り上げが88%もアップしたというから驚きだ。

 そんな同社は山口県美祢市で日本初の官民協働の刑務所(美祢社会復帰促進センター)に代表企業としても参画している。

「受刑者の位置を確認できるICタグや遠隔操作が可能な電気錠、生体認証装置、数多くの監視カメラなどにより効率的な運営が可能であるとともに、鉄格子がなく、周囲も塀でなくフェンスで囲むなど開放感のある構造になっています」(前出の担当者)

 1962(昭和37)年に創業した日本で初めてとなる警備会社。2022年には「バーチャル警備システム」をスタート。警備にあたるキャラクターは「衛(まもる)」と「愛(あい)」で、音読みすると衛愛(えいあい=AI)だ。現在は原宿のセコム本社ビルで警備中だという。

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