0001きつねうどん ★
2023/01/15(日) 13:04:29.44ID:S1bhpshP【ケース1】もっと悪いヤツがいる!と激高
千葉県。この日、Gメンが訪れたのは約104万円の住民税を滞納するAさん(50代男性)の元。
Aさんは妻と2人暮らし。再三の連絡にも応じないため、家宅捜索にやって来たのだ。さっそく玄関口へ向かうと、奥にいたAさんが…。
Aさん:
見てわかるでしょ!これ。
職員:
中でお話ししますので。
Aさん:
貧乏人から金とってどうするんですか!
と、いきなり文句を言い出した。
職員:
県の方で100万と4万1700円。
Aさん:
え!? 住民税だと!?
職員:
一括で納められないってことでいいですか?
Aさん:
勝手に見ればいい。
職員:
そしたら、国税徴収法第142条に基づいて捜索を開始します。
Aさん宅へ踏み込む。
事前の調査では、自営業のAさんの収入は月に約40万円。妻もパートをしていて、税金が納められない状況ではないはずだ。
まずは生活の状況を聞き出そうとするが…。
Aさん:
もっと世の中、悪いヤツがいっぱいいるんじゃないの?ここに来てどうするの?何をもっていくの!
職員:
とりあえず話を聞かないと。
Aさん:
払えないところに来てどうすんの。ないから何にも!
妻に話を聞くと…千葉県の未徴収金額は117億円
お金はない、の一点張り。
職員:
〇〇さん、税金の滞納はどのくらい知ってました?
Aさん:
わかんないよ。まかせてますんで。
Aさんの妻:
(夫は)何もわからない。
職員:
わからない?じゃあ奥様が…。
Aさんの妻:
私が悪いです。
どうやら妻がお金の管理をしていて、夫は税金の滞納について全く知らなかったようだ。
Aさんの妻:
私、貯金100万あるんですけどコロナだから…急にお金が要ったり。
妻はコロナ禍の生活に不安を感じ、お金を貯め込んでいた。しかし、それは税金を納めた上ですべきこと。
すると…。
Aさんの妻:
(滞納を)減らしたい。
職員:
今日払える?
Aさんの妻:
うん。○○さん、全部払っていこ。
Aさん:
まかせます。
Gメンに対し悪態をついていたAさんだったが、妻の言葉にあっさり承諾。この後、妻は銀行へ行き、滞納額全額を納めた。
千葉県が抱える未徴収金額は約117億円(令和3年度現在)。県では市町村と連携し、滞納者について徹底した財産調査を行い、月に約40件のペースで捜索・差し押さえを行っている。
千葉県税務課特別滞納処分室 小倉昇主幹:
滞納が長期化したり、累積して高額になると(滞納者が)より納めにくい状態になり、捜索を行わざるを得ない。納付が困難な事情がある人は、納期限までに相談して下さい。
こうした取り組みが進む中で、職員もあ然とする滞納者は後を絶たない。
つづき
https://www.fnn.jp/articles/CX/468836