2023年1月21日 10時44分   NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230121/k10013956221000.html

将棋の八大タイトルの1つ「王将戦」の第2局が大阪で始まりました。タイトル防衛を目指す藤井聡太五冠(20)と、タイトル通算100期がかかる羽生善治九段(52)がどのような将棋を見せるのか、注目されます。

「王将戦」第2局の会場は大阪・高槻市の温泉旅館に設けられ、羽生九段が入室したあと藤井五冠が盤の前に座り、午前9時に対局が始まりました。

第2局の先手は羽生九段で、飛車先の「歩」を突くと、藤井五冠は飲み物に口をつけたあと、同じく飛車先の歩を突いて応じました。

藤井五冠は自らが持つタイトルのうち、今年度すでに「叡王」「棋聖」「王位」「竜王」の防衛に成功。

「王将戦」は今年度5回目のタイトル防衛戦です。

一方、羽生九段は史上初の「七冠」達成や公式戦1500勝到達など、数々の記録を打ち立てているほか、タイトル獲得数は歴代最多の通算99期を誇り、今回の「王将戦」を制すと100期の大台に乗ります。

2人は、タイトル戦としては今回の「王将戦」が「初顔合わせ」で、今月8日と9日に行われた第1局は藤井五冠が勝っています。

「王将戦」七番勝負はことし3月にかけて日程が組まれ先に4勝した方がタイトル獲得となります。

第2局の勝敗は22日午後に決まる見通しです。