同じ「漢字」を使う中国語と日本語。文字の上では同じでも、意味が全然違う言葉がたくさんあります!

旅行のとき、ちょっとした交流の際に覚えておいて損のない日常の言葉の「意味の違い」を解説していきます。

日本語では、「こびと」というメルヘンチックな可愛らしいイメージを与える「小人」ですが、中国語ではどういう意味なのでしょう?

答えは!


なんと、中国語では、「悪口」になります。しかも、かなり高レベルの悪口です。

 「小人」=狭量な人
日本語と同じ感覚で「小人」を使ってしまうと修羅場になるでしょう。

決して、気軽に使って良い言葉ではありません。

ちなみに、中国語で「こびと」を意味する言葉は「矮人 (ǎirén)」です。

■用例

你是个小人。 あなたは、狭量な人ですね。

远离小人。  狭量な人には、近づくな。

■読み方(ピンイン)

xiǎo・rén

■発音の目安

シャオ レン

この記事の執筆者、近藤秀将先生は広東科技学院 日本語学科日本社会文化研究所 客員教授。特定行政書士としてアジア圏出身者の入管実務等を行い、また社会学者として「移民」の研究をしています。そんな近藤先生がベトナムからの技能実習生の日常を描いたライトノベルが話題です。日本で暮らす外国人に関心のある方への入門書に最良、ぜひご覧ください。

https://otonasalone.jp/325539/