ベトナム戦争に派遣された韓国の軍人らによる民間人虐殺に関連し、韓国の裁判所が「韓国政府は被害者に賠償すべき」との判断を初めて下した。

 ソウル中央地裁は7日、ベトナム人の女性(64)が韓国政府を相手取って2020年4月に起こした損害賠償請求訴訟で、原告勝訴の判決を言い渡した。

  女性は「韓国軍(青龍部隊第1大隊第1中隊所属の軍人ら)が1968年2月、ベトナムのクァンナム省ポンニ村で自分の家族5人と民間人70人超を虐殺し、自分も腹部を撃たれて死にかけた」として「韓国政府は虐殺の真実を認めてほしい」と主張していた。

ピョ・テジュン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

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