在日3世も驚いた「竹島妄言」
いやはや、韓国メディアがこの1月に出していた記事『日本外相、外交演説で10年間「竹島=我が国固有の領土」妄言繰り返す』というタイトルを見て驚いた。

「竹島は我が国固有の領土」という発言を「妄言」と言い切ってしまっているからだ。竹島は日本の固有領土である。それなのになぜ、「我が国、固有の領土」と発する言葉を「妄言」とまで言ってしまうのか……。

日韓関係に日本人の多くが関心を持ち始めたのが2000年頃からだったと思う。そのきっかけは、言うまでもなく小泉純一郎元首相が訪北して北朝鮮に日本人拉致を認めさせたことであり、そこから朝鮮半島に大きな関心が集まった。

逆に言えば、それまでの戦後約50年の間は日本人の朝鮮半島への関心はそれほどでもなかったと思うし、そうした中で竹島が実効支配された。それにしても、この実効支配という揺るぎない事実と韓国人の自信については、韓国に10年以上住んでもまったく理解できない。

ダンマリを決めこんだ文在寅
2019年8月に文在寅大統領(当時)の「2度と日本に負けない」という言葉で始まった「反日、不買運動」。この反日、不買運動が起こるきっかけとなったのは、元徴用工問題に対する韓国最高裁の結審に対して、日本政府がその数ヵ月前(約6ヵ月以上前)から韓国に元徴用工問題の解決のアプローチをしても無視し、ダンマリをし続けた文在寅元大統領が「原因」だと私は見ている。

日本からまず両国家間で話し合おう、第三者を入れて話し合おう、裁判で決着しようとなにを問いかけても返事はなかった。そうした中で韓国の最高裁の結審が決まり、「戦犯」と言われる日系企業の財産を現金化できることに、当時の韓国政府は大統領自ら判決を支持すると表明したわけだ。

つづき
https://gendai.media/articles/-/106003?page=1&imp=0