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横浜ノースドックへの新たな部隊配備に抗議する市民ら=横浜市中区で

 横浜港にある米軍施設「横浜ノースドック」(横浜市神奈川区)に小型揚陸艇部隊を新たに配備する米陸軍の方針に反対する市民らが十八日、同市中区で抗議の集会を開いた。敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有などを盛り込んだ安保関連三文書は憲法違反と指摘、新たな配備は「ノースドックの出撃拠点化・基地機能の強化」であるとして「断固反対」と訴えた。

 神奈川憲法共同センターなどが主催し、約五百人(主催者発表)が参加した。同センター代表の森卓爾弁護士は「横浜の中心部での基地の強化を認めることはできない。反対の声を上げる」と力を込めた。

 二人の子どもと参加した同市保土ケ谷区の会社員中山佑介さん(42)は「他国への攻撃拠点をつくれば、そこが攻撃対象になるのではないか。子どもが育っていく上で不安」と話した。

 この日は横浜駅西口でも他団体による反対行動が行われた。(杉戸祐子)

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