2/20(月) 19:26   産経新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd9bb7ee26d1dfb06a54807c2e3c8036535cc899

大阪維新の会に所属していた松尾翔太・元大阪府吹田市議(34)が、会派の口座から政務活動費の不適切な出入金を繰り返していた問題で、市議会は20日、松尾氏が私的流用をしていたと指摘する調査特別委員会(百条委員会)の調査報告書を賛成多数で承認した。

報告書などによると、会派の経理責任者を務めていた松尾氏は、口座から政活費を引き出しては約1〜2週間後に同額を入金していた。百条委は不適切な出入金が6回あったと判断し、少なくとも計約30万円分は、松尾氏による一時的な私的流用の可能性があるとした。そのうえで、百条委は会派に対し、業務上横領罪で松尾氏を告訴することなどを求める報告書をまとめた。

問題が発覚した昨年10月、松尾氏は議員辞職したが、市議会は「政活費という公金の管理ができていなかったのは重大な問題」と百条委を設置して調査を進めてきた。会派代表の橋本潤市議は「告訴については改めて調査して判断する」と話している。

松尾氏は百条委の出頭請求を3度も拒否し、市議会は地方自治法違反容疑で大阪地検に告発している。