ハムやベーコン、ソーセージなどの加工肉を販売するアメリカの食品会社オスカー・マイヤー。

ホットドッグの形をした広告宣伝車「ウィンナーモービル」は、多くの人に愛される同社のシンボルだ。

現在は計6台のウィンナーモービルが、全米各地を走行している。

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Tim Boyle / Getty Images

そんなウィンナーモービルが2月中旬、近年増加している「自動車触媒コンバーター」の盗難被害に遭っていたことが明らかになった。

「自動車触媒コンバーター」とは汚染物質を除去するための装置で、プラチナ、パラジウム、ロジウムなどの白金族が使われてる。

白金族の価格がここ数年急騰していることから、各国で触媒コンバーターの盗難被害が増加しているのだ。

ウィンナーモービルの盗難被害の報道を受け、動物愛護団体PETAの“ある申し出”が、話題を呼んだ。

その内容とは、「ウィンナーモービルをヴィーガンのホットドッグに改造すれば、新しい触媒コンバーターの費用と1年間の維持費を負担する」というもの。

ネットの反応は賛否両論だ。

「素敵な申し出だ」といった肯定的な意見の一方で、「ウィンナーモービルは金属。ヴィーガンにしても意味ない」「この提案、マジ? 金属製の車に、ヴィーガンも肉食もない」などPETAに対する批判的な声が寄せられている。

オスカー・マイヤーの親会社であるクラフト・ハインツは、Fox Newsデジタルの取材に対し、「ウィンナーモービルの修理はすでに終わっていたため、PETAの申し出を断った」ことを明かしている。

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