2023年3月8日 06:15    東スポWEB
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 コンサルタント会社「トライベイキャピタル」の代表取締役である三浦清志容疑者(43)が業務上横領の疑いで東京地検特捜部に逮捕された事件をめぐって、政界への波及がささやかれている。清志容疑者の妻は国際政治学者の三浦瑠麗氏(42)。事件のインパクトは大きい。

 清志容疑者の逮捕容疑は2019年10月4日から24日にかけて3回にわたり、同社の債務の弁済などに使う目的で、自身が関係する会社から計4億2000万円を振り込ませた疑い。同社は再生可能エネルギーに関する投資やコンサルタントをしていた。

 清志容疑者は弁護士を通じて、「業務上横領に当たるような罪を犯したことは決してありません。今後とも無罪を主張する」とコメント。三浦氏も公式サイトで「一部報道におきまして、私の夫である三浦清志が逮捕されたという事実を知りました。引き続き、捜査に全面的に協力する所存です。家族として、夫を支えながら推移を見守りたいと思います」と声明を出した。

 事件の舞台となった太陽光など再生可能エネルギー業界はまだこれからの分野だ。政界関係者は「再エネのような新技術の分野は先行者有利の側面があり、どんどん新規参入があるから、中にはあやしい業者がいるのはよくあることです。清志氏の会社がそれに当てはまるかは別にして、これから利権化しようとして魑魅魍魎(ちみもうりょう)がばっこしやすい」と話した。

 それだけに政界の影響力が大きくなりがちで、今回の事件においても「政界に波及する」「次は政治家ですか?」などとまことしやかにささやかれているのだ。ましてや動いたのが特捜部である。

 永田町関係者は「名前が挙がっている政治家も何人かいますが、『再エネに詳しいから』程度で具体性のないものもある。ある政治家の周囲は『まったく関係がない』と言っている」と指摘。さてどうなるか。