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街頭演説する辻元清美氏

 立憲民主党の辻元清美参院議員(62)は8日、都内で行われた同党の国際女性デー街頭演説会に参加した。

 日本の「政治の世界」は、圧倒的に男性が多数を占めている。国会議員の女性割合は先進国と比べても衆参両院で少ないのが現状だ。

 辻元氏は「みなさんちょっと聞いてください。衆議院の女性議員は70年前に誕生した時と、議会に占める割合が変わっていないんです。増えていない国は、日本しかないんです。世界中では女性の総理大臣、リーダーが出ています。こういうことを言っていると『女、女の総理大臣というな』という人がいますけど、男性も女性も支えあって生きている。だから男女平等を達成するのは当たり前です」と訴えた。

 岸田文雄首相は国際女性デーのこの日、首相官邸のホームページに女性活躍の推進に向けたビデオメッセージを公開。ミモザの花と同じ色のネクタイ姿で「世界のすべての女性・女児が夢や目標を実現できる社会を目指す」としている。

 それでも辻元氏は「LGBTQの差別解消法も、さらには真の意味での男女平等、選択的夫婦別姓も、自民党の右派の顔色を見て何一つできないのが、岸田総理ではないですか。これじゃ世の中が変わりません。日本だけが取り残されていきます」と岸田首相の政治姿勢を観衆の前で批判した。

 最後に辻元氏は今年の〝国際女性デー〟について「私たち女性が男女平等を男性と一緒に自分らしく生きられる社会をつくるというだけでなく、LBGTQの人たちの差別をなくす法律をつくります。あらゆる人が自分の愛する人と結婚できる国に変えていく、そんな日にしたいです」と締めくくった。

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