3/10(金) 18:56   カンテレ
https://news.yahoo.co.jp/articles/b594a3a34dbcf8ba552857ecc0446126909b1652

放送法の「政治的公平」に関する総務省の文書をめぐり、高市経済安全保障担当大臣は、かつて大臣を務めていた総務省で作成された行政文書について、10日「正確性が確認されていない文書」と表現し、監督責任を認めて初めて陳謝しました。

これまで高市大臣が「ねつ造だ」と発言していたことについて、10日の参議院本会議で野党議員から「職員への侮辱」と指摘する声が上がりました。

文書がねつ造でなければ、大臣と議員を辞職する考えを示していた高市大臣は、「私が発言したことのない記述がなされているなど、正しい情報ではないことは改めてはっきりとし申し上げます。大臣も議員も辞職すべきとは考えておりません」と話しました。

関西テレビ

このことについて、関西テレビ「報道ランナー」に出演するジャーナリストの鈴木哲夫さんに話を聞きました。

ーQ:この文書の真偽については、永田町ではどんな声がありますか?

【鈴木哲夫さん】
「行政文書は後に政策がどう決まったかを検証できるために残すもので、官僚が1人で書くのではなく、複数人で確認しながら作成しています。そのため、永田町では(文書の内容が)不正確ではないのかという声もあれば、(文書が)政策検証のための証拠でもあるため、いい加減ではないだろう、という見方もあります。背景にはいろんな力学があって、双方の立場からやり合っていると思うので、最後は岸田首相が正確性をきちんと判断すべきだと考えています」

■反発の理由は…「奈良」!?
関西テレビ

 高市さんがここまで反発する背景に、高市さんの地盤がある奈良県で来月行われる、統一地方選の奈良県知事選が関係しているのではないかと鈴木さんは考えています。

【鈴木哲夫さん】
「高市さんは一昨年の総裁選にも出て、女性初の首相を目指し、安倍元首相の支援もあって保守派からの支持を受けていました。ところが、安倍元首相がいない中で存在感が薄れてきていて、存在感を出すための節目に来ていると思います」

「その1つが来月の奈良県知事選です。本当であれば自民党が1人の候補を推薦するのですが、保守が分裂しています。高市さんはかつての秘書官でもあった新人・平木省さんを推しています。保守が分裂することで、自民党ではない第3の候補が勝つ可能性も出てきます。選挙結果次第では、保守を分裂させた高市さんの責任論にもなってくる可能性があります」

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