ウクライナの志願兵で構成する特殊部隊「クラーケン」は11日、SNSを通じ、自国と接するロシア西部ブリャンスク州とクルスク州にあるロシアの監視塔を計2か所破壊したと発表した。

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 クラーケンは今月5日にも、ブリャンスク州内の監視塔を自爆型無人機で破壊したと発表していた。今回はクラーケンの対戦車部隊が関与したとし、破壊した監視塔について、露側が国境付近のウクライナ領内を監視していたと説明した。ウクライナの英字ニュースサイト「キーウ・インディペンデント」は、今回の攻撃には対戦車誘導ミサイルが使われたとの見方を伝えた。

 クラーケンは東部ハルキウ州を拠点とする特殊部隊で、ウクライナ国防省の情報総局と連携している。

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