0001きつねうどん ★
2023/03/14(火) 21:52:40.19ID:XgXBg6O2https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/c_scale,dpr_2,f_auto,t_article_image,w_350/wpmedia/2023/02/susirooooooo-e1677399165985.jpg
友人と「スシロー」を訪れた金髪の高校生。未使用の湯飲みの飲み口をレロレロと舐めて戻す、唾液を付けた指でレーンを流れている寿司をつつくなどした動画が拡散された。(Twitterアカウント「滝沢ガレソ」より引用)
スシローは少年とその親の謝罪を受けた上で、「刑事民事の両面から厳正に対処してまいります」と公式サイトで発表。今回少年が負う賠償額は一体いくらになるのか。また、莫大な補償金を払わずに済む方法とは——。弁護士で元都議会議員の岡本光樹氏が解説する。
「迷惑行為をした者、撮影をした者、それをSNSにアップした者に分けて責任の所在を考える必要があります。私は、悪質性でいえばSNSにアップした者のほうが高いと考えています。迷惑行為をした高校生は器物損壊罪にあたりますが、SNSで拡散しなければ、警察沙汰にもならず、謝って済んでいた可能性もある」
今回の例でいえば、拡散しなければ醤油ボトルや湯飲み、寿司への弁償額は数百円から数千円で済んだ可能性があるのだ。
「SNSで拡散されたことで社会的に大きな騒動となり、多くの人が飲食店で食事することに不安を抱くようになった。店側の被害が大きくなったことで、警察としても器物損壊罪や軽犯罪法違反にとどまらず、偽計業務妨害罪での捜査に発展してしまった」
スシローの株価は、一時、時価総額で170億円も下落した。ネットでは株価の下落分も少年が支払うことになるのではとの憶測も飛び交っているが、岡本氏はこれを否定する。
「株価の下落は株主の損害ですから、スシローの損害ではない。一般的に迷惑行為と株価下落の因果関係を立証するのは難しいので、株主から訴えても勝てる見込みは低いでしょう。しかし、まだ安心できません。店の売上が落ちたとしてスシローが損害賠償請求をした場合は、個人で払える額をはるかに超える賠償金を請求される可能性があります」
とある蕎麦屋では、店のブランドを傷つけて閉店に追い込んだとして、迷惑行為を働いたバイト店員に対し1000万円を超える賠償金が科された事案もある。スシローが大手チェーンということもあり、今回の賠償額は数千万円にのぼると予想される。未成年が到底払える額ではないが、少年自身がその責任を負うこととなる。
「高校生でも自己破産して賠償責任を逃れることは可能ですが、破産法上、自己破産しても損害賠償義務がなくならない場合があります。彼が悪意をもってスシローのブランドを傷つけてやろうと考えていたとするならば免責されず、数千万、数億円の賠償金を払い続けることにもなり得ます」
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レーンを流れる皿や寿司に手指消毒用のスプレーを吹きかけるまた別の少年。SNSではこの少年以外にも、醤油さしをなめる男、お茶の粉を直にかきこむ男の迷惑行為動画が投稿され、炎上している(Twitterアカウント「滝沢ガレソ」より引用)