大阪府は20日、府内で初めてサル痘に感染した患者が見つかったと発表しました。

サル痘はサル痘ウイルスによる感染症で主に中央アフリカから西アフリカにかけて流行しています。
感染後、1~3週間程度の潜伏期間があり、その後発熱やリンパ節の腫れ、発疹などの症状が出ます。

大阪府内で見つかった患者は府内に住む50代と徳島県に住む30代で男性です。
それぞれ発熱や発疹などの症状があり、3月15日と17日に府内の医療機関を受診。
検体を大阪健康安全基盤研究所で詳しく調べたところ、サル痘の陽性が判明しました。
サル痘は日本の感染症法において4類に分類され、感染者の血液や皮膚の病変に触れるとうつるとされていますが、
空気感染は確認されていません。
隔離などの対象ではなく、今回感染が判明した2人も症状が安定していることから入院はせず、経過観察をしているということです。

2人は接触がなく、海外渡航歴もないため、大阪府は感染経路や他にうつっている人がいないか、調査を続けるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b522fa789afe3b76b500e7b479331b3d096f29d9