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岸田総理がウクライナのゼレンスキー大統領に広島名産の“必勝しゃもじ”を贈ったことをめぐって、「不適切」「違和感がある」などの声が上がっています。街の声は?

【写真を見る】「不適切」「違和感」…ウクライナに“必勝しゃもじ” 岸田総理の手土産に街の声は?【news23】

■ウクライナへのお土産 広島・宮島名産“必勝しゃもじ” 

3月21日、キーウに到着した岸田総理田総理。同行者が抱えた段ボールから、「土産は『うまい棒』ではないか」そんな憶測が広がっていました。しかし、違ったようです。

立憲民主党 石垣のりこ参院議員
「広島の名産しゃもじ、必勝の文字が入ったしゃもじをゼレンスキー大統領に差し上げたと、事実確認としてこれは事実でしょうか」

岸田総理
「外交の慣例として地元の名産のお土産を持っていく、こうしたことをよくやります。今回、地元の名産であるしゃもじを土産として使った」

ゼレンスキー大統領への土産は広島・宮島名産の「必勝しゃもじ」だったのです。

2021年、岸田総理田総理が自民党総裁選に出馬した際の映像を見ると、地元から贈られたという「必勝しゃもじ」が飾られていました。

日清・日露戦争の際、出生する兵隊は縁起物としてしゃもじを持って行ったといいます。しゃもじで「飯をとる」ことから敵を「召し捕る」という“願掛け”だと言われています。

立憲民主党 石垣のりこ参院議員
「必勝と書かれている。選挙とかスポーツ競技ではありません。日本がやるべきは平和をいかに和平を行うかであって、必勝というのは不適切ではないか。その点いかがでしょうか」

岸田総理
「地元の名産について、その意味を…私から申し上げることは控えますが、ウクライナの方々は祖国や自由を守るために戦っておられます。努力に対して我々は敬意を表したいと思いますし、我が国としてウクライナ支援をしっかり行っていきたいと考えております」

立憲民主党 泉健太代表
「必勝しゃもじを贈るというのは違和感が拭えない。いつでも地元をアピールすれば良いというものではない。緊張感の無さを露呈した」

では、街の人はどう受け止めたのでしょうか…

■街の声「なぜそれを?」「的外れ」

20代
「戦争にも役立つかといえばそういうわけでもなさそうなので、なぜそれを選んだのか理由を知りたい」

70代
「的外れだなとは思う。戦争をやって勝つ負けるという感覚は違うと思う。あまり良い印象を持っていない」

20代
「別に広島も日本だし、日本からの贈り物なので良いのでは」

50代
「だるまもいけないだろうし」「平和の象徴で鳩サブレーくらいにしておいたらいいのでは」

街では否定的な意見の方が多く聞かれました。