[ソウル/釜山 28日 ロイター] - 米空母「ニミッツ」と打撃群の艦船は28日、韓国軍との合同海上演習を行った後、釜山の韓国海軍基地に入港した。

同空母は両国の同盟締結70周年に合わせて約6年ぶりに韓国に寄港した。

韓国海軍の幹部は合同演習について、北朝鮮の脅威が増す中で、米国の核戦力を中心とする拡大抑止力を改善することが目的と説明した。

空母打撃群を率いるスウィーニー少将は記者団に、どのような不測の事態にも対応できるよう準備していると強調した。

「われわれは北朝鮮との衝突を望んでいるのではなく、平和と安全を求めている。強要されたり脅されたりしない。どこにも行かない」と語った。

北朝鮮の労働新聞は空母も参加する米韓の演習について「あからさまな宣戦布告」に等しく、北朝鮮に対する「先制攻撃」の準備に相当すると非難した。

「単なる軍事演習ではなく先制攻撃のための核戦争訓練だ。北朝鮮との対立をエスカレートさせ、最終的に戦争に導くという米国の政治・軍事オプションに沿ったものだ」と主張した。

https://jp.reuters.com/article/northkorea-missiles-idJPKBN2VU0HZ