4月11日(火)大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)で、息抜きとしてトイレに長居する人についての記事を取り上げ、パーソナリティの大竹まことが「切ない感じ。そこしか憩いの場所がないなんて、年寄りとしてはどうにかしてあげたい」と、リラックスする時間の少ない今の人々の現状を苦慮した。

読売新聞の記事によれば、八重洲地下街のトイレを取材したところ、一日平均30分以上のトイレ利用は30件以上。1時間以上の利用は4件もあるそう。また、都内の会社員の「職場ではトイレが息抜きできる唯一の場所。上司や同僚に見られない個室の居心地が良い」というコメントも紹介し、人目に付かないところで一人になりたい心理が働いている、という専門家の声も読み上げた。大竹は「昔よりトイレの環境が良くなったとはいえ、切ない感じがするよね。あちこちに監視カメラもあるし、リラックスできるのがトイレしかないなんて。」と感想を述べた。

さらに「ほかにリラックスできる場所はないの?屋上は良かったよ。高校時代は屋上が憩いの場だった。寝そべったら誰からも見えないような場所で5人くらい寝そべっていた。悪いことだけど、リラックスしたな」。と昔を思い出すと、フリーライターの武田砂鉄氏は「最近、ドアにプラスチックのカバーがついて、屋上にはなかなか行けるものじゃないですよね。昔の学園ドラマで屋上は悪いことしたり、告白したりしていたようですが。」と時代の変化により、屋上で憩うことが難しい現状を説明。大竹は「圧迫から逃れるための憩いの場がないなんて、年寄りとしてはどうにかしてあげたい」と心配そうに述べ、武田氏も「何か逃げる方法、力を抜く方法があるといいと思いますね」と同意した。

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