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2023/04/14(金) 21:59:56.84ID:Op+jxOfFhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0c1aa0984dde8d51426ced3f8679b832ef896aa0
どうでもいいプライド
奈良県知事選挙で自民党が分裂し、日本維新の会に敗北を喫した。調整力不足から保守分裂を招き、党内で「戦犯」と言われているのが、経済安全保障担当大臣で自民党奈良県連会長の高市早苗氏だ。
高市氏を「もはや命運は尽きた」「次の内閣改造では、大臣の椅子を追われて無役になるだろう」と突き放す議員も多い。自民党中堅議員はこう言う。
(前編はこちら:【高市早苗、もはやこれまでか…奈良県知事選「惨敗の戦犯」と化した大臣に、自民党議員から上がる「次は無役だ」の声】)
「今まで高市さんは、永田町での評判はいまひとつでも、地元の奈良では『安倍さんの遺志を継いで政権の中枢を担っている』というイメージで人気もあった。それが今回、化けの皮が剥がれてしまいましたね。
こんなことなら、最初から奈良県連会長なんてやらなければよかったのに。高市さんは去年の夏まで(自民党)政調会長でしたが、その時『党四役(幹事長・政調会長・総務会長・選対委員長)で県連会長をやったことがないのは私だけだから、やりたい』と言い出した。つまりは高市さんのどうでもいいプライドが、実はそもそもの発端だったんですよ。
それに、高市さんはもともと根回しや気遣いが極端に苦手な人です。議員同士の食事会にもめったに来ないし、自分の総裁選の後にも、支援してくれた人への慰労会をなかなか開かずに呆れられていた」
誰も高市氏の電話に出ない
昨年7月の安倍晋三元総理の死去以来、安倍チルドレン筆頭格だった高市氏からは、人心が急速に離れつつあった。
2022年12月には、岸田文雄総理が打ち出した「防衛増税」をツイッターで批判して党や政権内外の批判を浴びたが、「炎上を収めようと高市さんが麻生(太郎・自民党副総裁)さんや茂木(敏充・自民党幹事長)さんらに『助けてほしい』と電話しても、誰ひとり電話に出ようともしなかった」(自民党関係者)という。
さらには一昨年の総裁選で高市氏を強く支持した衛藤晟一参議院議員ら、保守派の有力議員も距離を置き始めた。結局のところ、政権与党内における高市氏の影響力は「安倍元総理が強く推している」ことに依る部分が大きかった、ということだ。
一方で、今回の奈良県知事選をめぐる騒動の裏には「高市潰し」の意図があったのではないか、そしてその中心には元幹事長の二階俊博氏がいた、と指摘する者もいる。選挙中の荒井氏の言動に、腑に落ちない点があったというのだ。自民党奈良県連関係者が明かす。
「荒井さんは選挙運動中も『厳しい戦いですが、頑張ります』と言いながら、集まった支援者とゆったり会話を楽しんで、何としても勝つぞという雰囲気ではなかった。開票後の記者会見でも笑顔で、無念さはあまり伝わってこなかった。普通の知事選ならあり得ないことです。やっぱり、東京の(自民党本部の)意向が働いていたのかなと」
実は高市氏は選挙前、保守分裂を避けようと、荒井氏と近い二階氏に何度か説得を要請していた。だが二階氏は、沈黙するばかりだったという。
「昨年末に荒井さんが二階さん・古賀(誠・元自民党幹事長)さんに会いに行った際、二階さんは高市さんへの苦言を口にしていたと聞きます。おそらく二階さんも、日頃から高市さんのスタンドプレーに不満があったから、奈良が混乱するのを承知で荒井さんに出馬しろとハッパをかけたのではないか。
高市さんは、人にはあれこれと頼みごとをするのに、何かしてもらっても返礼もないし、自分がお願いされる側になると動かない。そういう礼を欠くところを、二階さんはひどく嫌っている」(自民党ベテラン議員)
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