韓国政府は今月24日から、日本をホワイトリスト(輸出管理における優遇国リスト)に再び復帰させる。一方日本政府は、まだ具体化した日程を公開していない状態である。

これは、韓国が2019年9月18日に日本の一方的な輸出規制を受けたことで日本をホワイトリストから除外して以降、約3年7か月ぶりのことである。

21日、韓国の産業通商資源部(経済産業省に相当)によると、韓国政府は24日、日本をホワイトリストに含める内容の盛り込まれた戦略物資の輸出入に関する告示を、官報に掲載する予定である。

先月の日韓首脳会談を機に日韓関係が回復へと向かっている中、韓国が先にホワイトリストの回復手続きを終えたかたちとなり、これから両国間における経済協力正常化のための論議が本格化するものとみられる。

一方、日本政府の韓国に対するホワイトリストの復帰は、時間がかかるとされている。

産業通商資源部の関係者は「輸出入の告示により完了する韓国の手続きとは異なり、日本が韓国をホワイトリストに再び復帰させるには、政府全体の協議である閣議を経なければならないため、われわれより時間がかかる」と語った。

また「誰が先にホワイトリストの回復措置をとったのかということより、共にこの問題を解決することにしたため、われわれが先にできる措置をとり呼応を求めていく」と付け加えた。

日韓両国は現在、ホワイトリストの回復などについて実務協議を進めている。

http://www.wowkorea.jp/news/Korea/2023/0422/10392787.html