0001きつねうどん ★
2023/04/28(金) 07:32:18.70ID:77mHD4Qc3月16日に行われた日韓首脳会談後、韓国ではなにとか尹政権の言動を反日に繋げられないかと“トンチンカン”な報道が続く中、朝鮮日報が元徴用工問題に関する興味深い報道を行った。『徴用被害者15人中10人が「第三者弁済」方式で賠償金受け取りへ』と題して、残り5人も説得中というのだ。
これまで多くの韓国メディアは、市民団体、弁護団の声がいかにも「国の総意」の様に伝えて、尹政権を貶めようとしていたが、当の本人、家族たちが「それで良い」と金銭を受け取っているというわけだ。
この報道を見て、私は日韓首脳会談後の左派メディアの報道は何だったのかと呆れるばかりであった。元徴用工問題に関しても、私が常々、報道されていることは市民団体、弁護団体の声しかないと言っていたことが証明された様なものだ。
今年の1月に行われた徴用問題の公開討論会、その会場の成り行きをお伝えした。
その時も日韓メディアは会場に詰めかけている市民団体の声のみを報道し被害者の声は何一つ拾えてない。韓国に住む上で私が話す「肌感覚での変化」はこういう事なのだ。
日本人から見た韓国、韓国人から見た日本
日本人が日本から韓国を見ても、韓国人が韓国から日本を見ても、国民の心情はなかなか理解できないと思う。
私は韓国に住み、多くの日本メディア駐在員とも交流があるが、韓国に深く溶け込んで取材を行っているのは数人にもならないと感じる。
日本で出会った韓国メディアの駐在員にしても、日本の真実を伝えられないというジレンマがあったという。だからこそ、日本人も韓国人もこの元徴用工問題の成果、結果を、もっともっと押し出して、記憶に留めるべきだと思うのだ。
そうした中で、先日、「なんじゃこりゃ！」というニュースを見かけた。文在寅政権下で、文在寅の友人でもあった故・朴元淳（パク・ウォンスン）元ソウル市長によるセクハラ事件をめぐる何ともお粗末なニュースだ。
朝鮮日報によれば、当時、故・朴元淳氏のセクハラ告発に関して「物証がない」と主張し、遺族側の代理人を務めた鄭チョル丞（チョン・チョルスン）弁護士が、後輩弁護士へのセクハラ行為に及んだとして告訴されというのだ。
「ビビンバ」の様なデモ
最近、韓国ではこうした呆れたニュースをよく見かけるようになっている。
日本でも報道された韓国労組「民主労総」の幹部や市民団体関係者らが、北朝鮮の指令を受けていた疑いがあるとして、ソウルの本部など約10ヵ所を国家保安法違反容疑で捜索をうけたとも報じられた。
その「民主労総」の系列組織が建設現場での暴力行為の被疑者で警察による捜索と事情聴取を受けていたが、「民主労総」系列の建設労組支部が12日から1ヵ月間、ソウル地方警察庁麻浦庁舎前で数百人が参加する集会を毎日開くと届け出たという。
これも一見、建設現場での暴力行為の不当性を訴える様だが、じつはそう見せながら“反尹政権デモ”の要素も組み入れて、まるで「ビビンバ」の様に混ぜ合わせデモになることは目に見える。最終的な訴えは尹大統領退陣なのだから、労組といわず、関連左派団体もまたこぞって参加することだろう。
「反日コントロール」の実情
こんなデモになにが結果として残るのだろうと思えるが、これを韓国メディアが大々的に取り上げて1面になってしまうのだ。
そしてこんな報道ばかりを見せられる韓国の若者たちは、それまで教育で受けた「反日思想」もやっぱり正しかったと無意識にコントロールされてしまうと思えてならないのだ。
いま日韓の現場で、真に起きていることは何かーーその現実にしっかりを目を向ければ、おのずと両国関係の先行きも見通せる。問題なのは、真実を覆い隠してしまうことであり、その危険性はまだまだ残っているということに目を向けなければいけないのだ。
https://gendai.media/articles/-/109128
