ネアンデルタール人のDNAが現代人の鼻を形作っていることが判明した。英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究チームが、高い鼻を作る特定の遺伝子を発見、古代の人間がアフリカを離れ、より寒冷な地域へ対応するための自然淘汰の結果高い鼻が作られた可能性があるという。

ラテンアメリカで、それぞれ多様な祖先を持つ6000人以上の人々を対象にデータを収集、その遺伝情報と顔写真、骨格の類似点を調査した同研究、指導したカスタブ・アヒカリ博士はこう話す。「過去15年、ネアンデルタール人のヒトゲノムの解読が完了して以来、我々の祖先とネアンデルタール人との交配は明らかで、彼らのDNAが私たちに残っていることがわかってきました」「今回我々はネアンデルタール人から受け継いだいくつかのDNAが私たちの顔の特徴に影響を及ぼしていることを発見しました」「私たちの祖先にとって役立つ特徴だった可能性があります。何千世代後の私たちまで受け継がれているわけですから」

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