スペインで行われた女性ランニング大会で、優勝者に贈られる商品が「性差別的だ」という指摘を受け、主催者が謝罪に追い込まれた。

 英「サン」によると、毎年3万人が参加するスペインのランニング大会「Carrera de la Mujer」(7日、マドリード)、勝者への賞品がキッチン用品や低脂肪食品が賞品だったため、「性差別だ」という非難が相次いだという。

 特に、スペインのアンジェラ・ロドリゲス・パム平等担当国務長官はツイッターで「女子レースで、優勝者には女性にはサーモミックス(キッチン用品)が、残りの女性には0%(脂肪)製品が贈られました。成功すれば主婦に、そうでない人は体重を減らせる」と皮肉を込めて投稿し話題となった。

 これらの非難に対し、主催者は「偏った視点から見た場合、論争を引き起こす可能性があることを理解し、不快に感じた女性がいた場合は、謝罪します」と声明。「しかし、この製品は性差別的な性格を持つものではなく、栄養習慣を改善したいすべてのスポーツ選手に最適な製品であると私たちは考えています」などとコメントした。

 スポーツイベント主催者に、今後影響を与えそうだ。

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/262841