韓国で「反日」が「オワコン化」してきた…!
現在、韓国で活動家として花開いた386世代、いわゆる60年代生まれの人たちが時代の変化に取り残されつつあると指摘する声が出ている。

1980年5月に起きた光州事件以降、どっぷりとその思い出に浸る世代が386世代で、文在寅政権によって国のあらゆる機関の権力を牛耳った世代でもある。

彼らは文在寅大統領を担ぎあげ、彼らの思想、理想に沿って活動を進めてきたが、いまになって韓国国民はその思想、理想に「NO」を突きつけ始めているのだ。

振り返れば、何も考えず団結こそが正義(民主主義)とばかりに起きた見当違いな「ローソク集会」は朴槿恵元大統領を退陣に追いやった。これが成功したからこそ、386世代に「我々の理想は正義だった」と思わせてしまったフシがある。

だが、文在寅政権が誕生して「反日、不買」によって窮屈さを感じると、じつは韓国国民は「朴槿恵のほうがマシだった」と嘆き出していた。

大きな声では言わなかったが、それが深層心理だったのだ。多分その頃から、少なくない数の韓国人は日本に対する「反日」を考え直し始めたきっかけになったと思う。

文在寅の「大失敗」
いまはネットに、海外旅行に、多国文化が入り混じる中、一つの思想、理想で国民を束ねようというのは難しい。

それはまさに文在寅元大統領が証明したようなものだ。

それでも自分たちの思想、理想を盾に嘘を突き通す韓国の議員、活動家は、国民に見透かされていることにいまだに気付いていない。

気付かない原因はシンプルで、その利権にまとわりつく支持者なのだが、それが余計に結局「おカネ」な関係に見えてしまい、周囲から白けた視線で見られてしまう原因になっている。

もっと言えば、いま韓国では386世代が韓国を牛耳る中で、少なくない韓国国民が386世代を「老害」と感じ始めている。日本でのニュアンスとは少し違うように思えるが、文在寅政権誕生時に話していたことが本人たちにとっては理想であったが、国民にとって苦痛だったとやっと国民も気づき始めたのだ。

韓国で広がる「違和感」
それまで国民は「反日正義」を自然に受け入れて、言われるがままに「聖域」を守って来た。

が、そのウラで起きていた不正や疑惑が毎日報道され続けるようになったことで、さすがの韓国民も違和感、疑問を持ち始めているわけだ。

また、その不正の根源に北朝鮮の関与が指摘されるケースも浮上し、文在寅政権での従北姿勢を見守って来た国民ですら呆れ返っている。

私が文在寅政権誕生と同時に感じた、日本での学校時代や組織に属していた頃を韓国でまた感じた事はここに来て正解だったと思える。そうなると今後は次の段階である「きっかけ」なのかなと思える。

私が日本社会で接し、目覚めたように韓国民もいま、爆発的に訪れている日本で何かきっかけをつかめることを祈りたい。それが韓国にとって「反日思想(教育)」から抜け出る早道と私は思える。

https://gendai.media/articles/-/110068