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25日から一般公開が始まったスナドリネコの三つ子の赤ちゃん(左から)「メオ」「チマ」「プサ」=鳥羽水族館提供

 鳥羽水族館(三重県鳥羽市鳥羽3)は、スナドリネコの三つ子の赤ちゃんが生後2カ月を迎えた25日、一般公開を始めた。名前は、東南アジアの国々で「ネコ」を意味する言葉を参考に、「メオ(ベトナム)」「プサ(スリランカ)」「チマ(カンボジア)」に決まり、3頭は水族館内のGゾーン「奇跡の森」でやんちゃに走り回っている。

 三つ子の赤ちゃんは、父サニーと母パールとの間に3月25日に誕生した。パールからの授乳ですくすくと育ち、目もぱっちり。最近は鶏のミンチ肉の離乳食も始まり、体重は1265~1420グラムまで成長。さまざまなことに興味を持ち、バックヤード内を元気に動き回っていた。健康状態も良好なことから、一般公開を決めた。

 名前は飼育員たちが相談して、スナドリネコが生息する東南アジアの国々の「ネコ」を意味する言葉から名付けた。担当者は「各国のネコの呼び名を調べると、古くから人となじみのある動物であることを改めて感じた。『メオ』『プサ』『チマ』も皆さんに愛される存在になってほしい」と話していた。

 スナドリネコを飼育しているのは、国内では鳥羽水族館の他には神戸どうぶつ王国(神戸市中央区)のみ。鳥羽水族館は、国内最多の8頭を飼育している。【小沢由紀】

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