テレビ朝日の玉川徹氏が、29日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」で、25日に発生した長野県中野市の立てこもり事件に感じた違和感について明かした。

 番組では事件の容疑者が女性2人を襲った理由について「自分のことをぼっち(独りぼっち)とバカにしていると思った」と供述していると説明。さらに容疑者の母親が自首を促した際に、死刑になってしまうことを恐れて出頭を拒んでいたことを報道した。

 一連の供述に対し玉川氏は、「恨みによる犯行ということだけど、『(バカにしている)と思う』というレベルで殺意(があるの)は大きなギャップを感じますよね」と分析した。また、「警察官に対して発砲して殺害していると。(女性を殺害するという)目的が達成されていたらこれは余分なことですよね」と指摘。恨みによる犯行であるとすれば矛盾が多いのではないかという持論を展開した。

 加えて玉川氏は、「事件後とてつもない地獄のような状況に陥るわけですよね。自分と自分の周りの世界を破滅させようと思ってたのかな」と容疑者の目的を推測。「(容疑者の実家が営む)農業は地域社会の中でしか生きていけない職業ですよね。今後続けられるかってなったら難しいに決まってる。周囲全てを破壊していってるのは、承認欲求ってことではない気がする」と続け、今回の事件に終始疑問を呈していた。

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