0001きつねうどん ★
2023/06/07(水) 07:22:25.41ID:Nc4DKzR5大阪出入国在留管理局の医師「飲酒」疑惑に関する「内部文書」を公表する共産党の仁比聡平参院議員＝６日、国会内
外国人の収容・送還ルールを見直す入管難民法改正案の参院審議を巡り、立憲民主、共産両党が対決姿勢を一段と強めた。大阪出入国在留管理局の常勤女性医師が酒に酔った状態で外国人収容者を診察した疑惑や、難民認定の審査が特定の難民審査参与員に集中していた問題に照準を合わせ、成立阻止へ徹底抗戦する構えだ。
立民は６日、参院法務委員会での採決を阻むため、斎藤健法相の問責決議案を提出。斎藤嘉隆参院国対委員長は記者団に、「毎日のようにいろいろな新たな事案が明らかになっている。ぜひ廃案に向けて取り組みたい」と述べた。
飲酒疑惑を巡り、共産党の仁比聡平参院議員は６日に記者会見を開き、大阪入管が１月２０日に診療室の職員５人に呼気アルコール検査を実施したところ、女性医師１人から１リットル当たり０．３６ミリグラムが検出されたとする「内部文書」を入手したと明らかにした。
仁比氏は「政府は隠蔽（いんぺい）し続けたのではないか」と批判。２０２１年に入管施設でスリランカ人女性が死亡した事案を受けて政府が「医療体制の強化、職員の意識改革などが進んできた」（斎藤法相）としてきた入管改革の説明が根底から覆されたと断じた。
改正案は、難民認定手続き中は強制送還を停止するとの現行規定に例外を設け、３回目以降の申請者は送還可能にすることが柱。国会審議では、難民と認められなかった外国人の不服申し立て審査を担う参与員が１１１人いる中で、柳瀬房子氏（ＮＰＯ法人名誉会長）に過度に集中してきた実態も判明した。２２年に審査総数の約２６％の１２３１件、２１年も約２０％の１３７８件を柳瀬氏が担当した。
柳瀬氏は２１年の衆院法務委員会の参考人質疑で「難民をほとんど見つけることができない」と発言。政府はこれを引用して法改正の必要性を訴えてきた。これに対し、立民や共産は「偏った審査が行われてきたのではないか」として、審査の公平性に疑義が生じたと反発している。
改正案に反対する野党の有志議員は６日、国会内で政府を追及する「緊急ヒアリング」を開催。立民の石橋通宏参院議員は「閣法（政府提出法案）の立法事実が崩壊した。廃案にするべきだ」と訴えた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023060601013&g=pol
