片品村の尾瀬ヶ原で50代男性がクマと鉢合わせ 腕に軽いけが

https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20230606/1060014596.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いのでご注意を

先月、尾瀬国立公園の尾瀬ヶ原で50代の男性が木道から転落した際に、
クマと鉢合わせになり、腕をひっかかれ、軽いけがをしていたことがわかりました。

尾瀬保護財団によりますと、片品村戸倉の尾瀬ヶ原で先月27日の昼過ぎ、50代の男性が
妻と2人で木道を歩いていた際、近くの茂みに、成獣のクマを見つけました。
男性は、クマと距離を取ろうと、後ずさりしたところ、誤って木道からおよそ1メートル下の湿原に転落しました。
その結果、男性はクマと鉢合わせる形となり、クマがその場から逃げていく際に、左の腕をひっかかれたということです。
男性は、ビジターセンターまで歩いて行き、手当てを受けましたが、けがは軽かったということです。
また、現場付近はクマが多く出没する場所だということで、登山者とクマとの接触を防ぐために、
現場の木道は高さ1メートルほどの高架になっていました。
財団によりますと、尾瀬国立公園では先月16日から今月5日までにクマの目撃情報が28件寄せられていますが、
けが人が出たのは2004年以来19年ぶりだということです。
財団では、登山道の入り口など、複数の場所に今回の事案を知らせる看板を設置するなどして注意喚起を図っています。
また、財団ではクマに遭遇しないために、音が出るもので自分の存在を知らせることや、
クマに出会った際は目をあわさないようにして背を向けず、静かに立ち去ることなどを呼びかけています。

06/06 16:58