テレビ朝日の玉川徹氏が8日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。河野太郎デジタル相が7日に記者会見し、マイナンバーと公的給付金の受取口座をひも付ける際、本人ではなく家族や同居人らの名義の口座を登録したとみられるケースが約13万件あったとの点検結果を発表したことに言及した。

 全くの他人の口座が誤登録された可能性が高い事案は748件確認された。河野氏は、制度設計には問題がなかったとし、「これから個人給付が検討されている中で、やはり違う方の名義に給付するということはできませんので、もういろんな金融機関が赤ちゃん向けの口座開設のキャンペーンなどもやられておりますが、やはり必要なことだと思います」と述べた。

 「急ぎすぎた」という指摘には「本来やるべきことがなされてこなかったということが、やはり日本のデジタル化の遅れにつながったというふうにおりますので、諸外国がコロナ禍で一気にリープフロック(発展)している中で、日本が歩みを止めるというわけにはいかない」とした。

 玉川氏は「この際、もう1回言いたいんですけど義務じゃないですよ、マイナンバーカード、今もね。法律で義務化されてないんです」と言い、「それは多くの人が不安とか不信感とか持っていて、メリットというよりもリスクの方が多いと思う人はそれを持たない自由もあるはずなんですよ。ところが無理やりに進めているでしょ。そういうふうなことはもうやめてほしいんですよね。だからこの不安にちゃんと応えてほしい。僕もこれから取材しようと思ってますよ、本当にこれ大丈夫なのか、この制度。カードも含めて」と自身の考えを話した。

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