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井野俊郎防衛副大臣（手前右）に、沖縄への反撃能力配備に反対する要請書を渡す玉城デニー知事（左）＝９日午後、防衛省

　沖縄県の玉城デニー知事は９日、防衛省で井野俊郎防衛副大臣と面会し、政府が保有を決めた反撃能力（敵基地攻撃能力）で活用を想定する長射程ミサイルの沖縄配備に反対する考えを伝えた。政府は配備先は未定としているが、中国の海洋進出を踏まえ、沖縄など南西諸島が有力となっている。

　玉城氏は「緊張を高めることや、沖縄が攻撃対象になることは決してあってはならない」と求めた。玉城氏によると、防衛省側は「南西地域の防衛強化が重要だ。反撃能力を有するミサイルの配備先は決まっていない」と答えたという。

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