6/19(月) 19:03   現代ビジネス
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8d9142e00244db2e0a323157622af2e9acdb3d0?page=1

 「加害者の多くは男性ですが、女性が加害者になることも多いです。職場では仕事を教えることとパワハラの線引が難しいですし。立場が上の女性は魅力的であることも多いですしね」と語るのは、浮気調査に定評がある「リッツ横浜探偵社」の山村佳子さん。組織の課題は「ハラスメント対策」だという意識は高まっている。企業の対策については、2022年に経団連(日本経済団体連合会)が発表した大規模調査に詳しい。

【マンガを読む】心の通ったセックスのとき、女性の体内で細胞はどうなっているか

それによると企業のハラスメント防止・対応の課題については、「コミュニケーション不足」63.8%、「世代間ギャップ、価値観の違い」が55.8%、「ハラスメントへの理解不足(管理職)」が45.3%とある。ハラスメントは「本人が当たり前」だと思っていても、受けた人が苦痛と感じたら発生するのだ。

 今回山村さんのところに相談にきたのは29歳の太一郎さん。セクハラから恋愛関係がスタートした女性の上司を調べてほしいという。前編「「ホテルに行こう」20歳年上の女性上司が…新入社員男性がハマった年上の罠」では、太一郎さんが、新卒時に仕事を教えてくれた女性上司(49歳)と恋愛関係になって、7年の間におこった出来事を紹介した。彼女は強引に太一郎さんに迫った。太一郎さんがのめり込むと、「娘が大学に入ったら離婚して結婚する」と言い、卵子凍結もした。

 それに感動した太一郎さんは、4年前に娘が大学に入学する年に、彼女と住むためにマンションを購入。しかし、彼女は夫と離婚するどころか、せっかくの愛の巣から足が遠のいている。運び込んだ荷物も減っており、心変わりを感じた。
太一郎さんが「結婚するんだよね?」と聞くと、「なんだっけ?」とすっとぼけたという。その不誠実な発言と、今後の不透明さから、山村さんに調査を依頼。彼女と話し合うための素材にするという。

20代を夢中にする49歳女性とは
Photo by iStock

 それにつけても、かなりの大企業に勤務し、高身長のイケメン男子を夢中にする20歳年上の彼女はどんな人なのだろうか……という好奇心とともに調査をスタートしました。
太一郎さんは、彼女の私生活をほとんど知りません。彼女も22歳の娘がいる既婚者なので、用心をしているのでしょう。かろうじて住んでいる家がある駅は知っていましたが、それ以上のことはわかりませんでした。

 オフィスのビルや出入り口はわかりましたが、巨大なオフィスビルで出入り口が4か所もあるので本人確認は不可能。SNSも発見しましたが、明かに「登録しただけ」。2015年にニューヨークにいることを投稿した以外は、全く触った様子がありません。

 そこで、彼女が地方出張から帰る情報をいただき、羽田空港で張り込みスタート。14時に機内持ち込み用のキャリーを引っ張って、彼女が出てきました。ネイビーのロングスカートに麻のジャケット。一粒ダイヤモンドのネックレスに、ゴールドのドクロモチーフ。イヤーカフが光っており、とってもセンスがいい。

 上品で清潔感がある雰囲気で、一緒にいる女性と笑顔で話しながらモノレールに乗り、浜松町で解散。
JRに乗り換えて、品川駅へ。買い物をしてから新幹線に乗り、新横浜で下車。ここでキャリーをコインロッカーに入れると、タクシーに乗って、自宅に帰宅しました。表札には彼女の苗字がありました。

次ページは:「これからデート」の様相で