MBSラジオ(大阪市北区)が、7月に自社番組を定期的に検証する内部機関「番組向上委員会」を立ち上げたことが5日、分かった。

同局ラジオでは今年2月、「上泉雄一のええなぁ!」の生放送中に、経済評論家が朝鮮学校を「スパイ養成的なところもあった」と発言。同評論家が3月にコメンテーターを降板する事態があった。

このことから「今、現場で起こっていること、抱えている問題を定期的に話し合い、対処する場を設ける」として、同機関を発足させた。

同局ラジオによると、機関はコンプライアンス担当の役員と社員ら計12人で構成。原則として、2カ月に1回のペースで開くといい、7月中に第1回開催を予定。「適切な表現を探るための対処法を示し、スタッフの知見を高めていきたい」としている。

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