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「フェスティバル・ド・ジャポン」で、太鼓を披露する人ら=2023年7月7日午後、サンパウロ、軽部理人撮影

 南米ブラジルのサンパウロで、日本の郷土料理や文化などを紹介する「フェスティバル・ド・ジャポン」(日本祭り)が7日に始まった。会場では大勢の市民が日本の料理や買い物をするなどして「日本」に触れていた。開催は9日までで、約10万人の入場者数を見込んでいる。

 各県人会は、地元の名産品を販売。大阪はたこ焼き、神奈川は横浜中華街を模して肉まんやぎょうざ、広島はお好み焼きを提供した。会場を訪れていた日系3世のヒカルド・ニシタニさん(35)は「様々な日本の名物を同じ場所で食べることができるのは、とても幸せです」と話した。

 会場では、若者の来場者を促そうと、カードゲームなどで遊ぶエリアもできた。

 漫画やアニメなど、日本のポップカルチャーをテーマにしたブースも開かれている。主催したブラジル日本都道府県人会連合会の市川利雄会長は「長い目で見て、もっと多くの日本ファンをつくらなければいけない。日本祭りがその一つのきっかけになればと思う」と話した。(サンパウロ=軽部理人)

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