7/8(土) 21:54   スポニチアネックス
https://news.yahoo.co.jp/articles/62adf0981c1c6ab2288a2aaea6670248cecc7c77

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が8日放送のABEMA「NewsBAR橋下」(土曜後9・00)に出演。8日で安倍晋三元首相が演説中に銃撃されて死去してから1年になる。元NHK解説委員で“安倍元総理を最も知る記者”として知られるジャーナリストの岩田明子氏がゲストに迎え、安倍元総理を振り返った。

 岩田氏は02年、安倍氏が官房副長官だった時からの番記者で、安倍外交を間近で見てきたという。「18年にシンガポールで日露首脳会談をしたときに、プーチン大統領と国境線の確定までいっているんですよ。この議事録は30年経つと公開されると思うので。当時ロシア側からは厳重に口留めされていた」と話すと、橋下氏は「いや、それは興味ある。噂ではあったけど、そこまでの具体的な話は知らないもんね」と、興味津々だった。

 また「中国の習近平国家主席とのやり取りで、晩餐会で盛り上がった時に“生まれ変わったらどこの政党に入るか”という話になって、習氏から“力のある政党に行く”という話が出た。安倍氏が“日本でいうと自民党ですね”と話すと、習氏は“じゃあそこですね”と答えました。中国のトップが共産党以外の党に入ると言うなんていうのはありえない状況なので、周りはかなりビクビクしてました」と、安倍外交の裏側を語った。

 橋下氏は「安倍さんは個人的な関係を築くのが天才的で、習近平氏とも(日中関係が)最初は冷え込んでいたが、最後は冗談を言い合える仲になった」と話すと、岩田氏は「結局は人間同士が信頼関係を築けるかどうか。トランプさんにも結構言いたい放題交渉するわけですが、そのバックにはアメリカ的でない国と近いということがあった。逆にトランプさんと近い関係にあるから中国にもロシアにも強く言える」と振り返った。