テレビ朝日を7月31日に定年退職した玉川徹氏(59)が1日、コメンテーターを務める同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に生出演。岸田文雄首相が25日に自民党税制調査会の宮沢洋一会長と官邸で会い「サラリーマン増税は全く考えていない」と伝えたことに言及した。

 一部で取り沙汰されている通勤手当への課税などを否定したもの。宮沢氏が面会後に明らかにし「税調で議論したことは1度もないし、私の頭の隅にもない」と述べた。

 首相の諮問機関である政府税制調査会が、6月に公表した中期答申で「非課税所得」の一例に通勤手当を挙げたことから、課税の可能性が指摘されていた。

 玉川氏は「選挙に関わるから増税に関しての話はできない。これは自民党も野党もみんなそう。それでいいんですか本当に」「増税の話をきっちりやらないことは不誠実だと思う。ただ、増税するにしてもどこから取るかという話。サラリーマンから増税して取るのか、担税力があるところから取るのか、こういう議論をしてほしい国会では」と訴えた。

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