日本共産党・小池晃書記局長が7月31日、ABEMA「ABEMA的ニュースショー」に出演し、日本維新の会・馬場伸幸代表の「なくなったらいい政党」発言にあらためて反論した。

 小池氏は政党同士がバチバチにやり合うことは否定しなかったが「『なくなったらいい』それ言っちゃおしまいよ、と思う」とした。馬場代表が共産党の考え方について「空想の世界」としたことに対しては「空想じゃないんです。『こういう社会にしたいな』っていう、今の社会とはかなり違う社会ですよね。あまりのアメリカの言いなりだし、あまりにも大企業の利益ばっかり追求してるんじゃないか。そういうことを根本から変えないといけないと思ってる」と反論した。さらに「資本主義っていう、そういうシステムのまんまでこれから先ずっと行くのかと」と「空想ではなく理想」として、資本主義の将来にも疑問を投げかけた。

 ここで前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏が「委員長、トップを決めるときに閉鎖的で密室でやってる感じがする」と指摘。政党それぞれの決め方があると認めた上で、風通しをよくできないかと提案した。さらに「ちょっと志位さん、長いんじゃないかな」と2000年から約23年に渡って委員長を務めていることを指摘した。

 小池氏は「長いのは間違いないんですよ」と認めた上で「長くてなんで悪いんですかっていう話」とした。司会の千原ジュニアが「議席が減っていってますよ」とコメントすると、小池氏は「志位さんがやったことによって議席が減ったとか、方針が間違っていたとか、大失敗やらかしたとかいうことはないわけですよ」と考え方が大きく違うと主張した。

https://www.daily.co.jp/gossip/2023/08/01/0016650920.shtml