能代山本広域消防本部二ツ井消防署の救急隊員が2日、心肺停止状態の80代の男性を搬送する際に誤ってストレッチャーから落下させたことがわかりました。男性はその後、病院で死亡が確認されましたが消防は「落下との因果関係はなかった」と説明しています。

「能代山本広域消防本部二ツ井消防署」によりますと2日午前9時40分ごろ、能代市二ツ井町の福祉施設から「男性がたんを絡ませ呼吸ができなくなっている」と消防に通報がありました。

救急隊員が駆けつけたとき男性は心肺停止の状態でした。救急隊員4人で男性を救急車に運ぼうとストレッチャーに乗せて施設の玄関のスロープを下っていた際、誤って80センチほどの高さからコンクリートの地面に、頭の方から上半身を落下させました。

男性の体をストレッチャーに固定するベルトは心肺蘇生の装置をつけるため、上半身部分が締められていませんでしたその後、男性は病院で死亡が確認されましたが消防は「医師の検査によると落下との因果関係はなかった」と説明しています。

https://www.akita-abs.co.jp/nnn/sp/news93al86mchlstq33rbo.html