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記者会見する立憲民主党の泉健太代表=衆院第2議員会館で2023年7月28日午前10時52分、竹内幹撮影

 立憲民主党の泉健太代表は29日からベトナムを訪問する。2021年11月の代表就任後、初の外国訪問となる。9月には米国を訪問する予定で、両国の政府や議会関係者と信頼関係を構築して、党の存在感を高めたい考えだ。

 泉氏は29日~9月1日の日程でベトナム・ハノイを訪れる。今年は日本とベトナムの外交関係樹立50周年に当たり、ベトナム共産党との間で政党間交流の覚書を交わす。中央対外委員長らベトナム共産党の幹部や政府要人と会談するほか、技能実習生の送り出し機関の視察も予定している。

 また、9月10~15日には米ワシントンを訪問し、国務次官補ら政府要人や議会関係者との会談を調整している。立憲は「健全な日米同盟の強化」を掲げており、泉氏は早期の訪米を希望していた。

 泉氏は25日の記者会見で「ベトナムにおける日本の人気度が相当下がってきている。ベトナムの現状も把握して日本側でどのように外国人労働者を確保していくのか、突っ込んだ話をしていきたい。また党の考え方を米国の政府や議会関係者と共有して、地域の安定や経済安全保障の観点なども議論していきたい」と語った。

 次期衆院選で野党第1党の奪取を掲げる日本維新の会の馬場伸幸代表も7月に米国、8月に台湾を訪問している。【中村紬葵】

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