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日本維新の会の馬場伸幸代表はイラスト図を手に各国の原発処理水の放射性物質を説明した(撮影・大上悟)

日本維新の会の馬場伸幸代表は30日、役員会で東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を巡り、中国が日本産水産物の全面輸入禁止措置を行うなどの風評被害の対策として「我々の身を切る改革を原資として」イベントを開催することを表明した。馬場氏は具体的な内容は未定としながらも「堂々と処理水の放出に応援していく。風評被害防止について維新の会として全力を挙げていく」とした。

馬場氏は今回の原発処理水に含まれる放射性物質の数値についてイラスト資料を手に韓国、中国、フランスなどの原発処理水と比較して「科学的という以前の問題で数字を見れば一目瞭然」で低レベルとし、現時点で原発周辺海域でのサンプリング検査でも問題はないとした。

また中国国内から日本の自治体などに対して嫌がらせ電話が続いていることについて「私がテレビでみたのは皇居に電話を入れている方もいた」と実例を紹介し、風評被害対策が急務とした。

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