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感謝状を受け取る橋本恭一さん

訪問介護の利用者を詐欺被害から防いだとして、大阪府警西淀川署は、大阪市淀川区の介護士、橋本恭一さん(51)に感謝状を贈った。

同署によると、8月2日早朝、橋本さんが勤める訪問介護事業所に利用者の80代女性=同市西淀川区=から「銀行に連れていってほしい」と連絡があり、橋本さんが送迎することになった。

女性は支援金名目でお金を受け取れるという詐欺メールを複数回受信していた。女性が車内でしきりに携帯電話を操作し、「57億円をもらえる」などと話す様子を不審に思い、詐欺を疑った橋本さん。車を近くのコンビニの駐車場に止めて同署に通報、駆けつけた署員が女性を説得した。

同署の中島俊二署長は「詐欺は何日もたってから被害に気付くことが多く、『おかしい』と感じたときに防ぐしかない。機転を利かせてくれてありがたい」と感謝の言葉を述べ、橋本さんは「身近に詐欺犯がいることを痛感した。高齢者に接する仕事なので、より注意したい」と話した。

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