大阪府警は10月1日から、速度超過で走る車が赤信号に引っ掛かりやすくなる「信号制御」を、死亡・重傷事故が多い大阪府内6路線の一部区間で導入する。速度の出し過ぎによる重大事故を減らそうと休日の昼間に実施する。

府警によると、適切な速度で走れば、次の信号に差し掛かるタイミングで信号が赤から青に切り替わるように調整。速度超過の車は逆に赤信号に引っ掛かりやすくなる。

導入されるのは、国道1号▽国道26号▽国道170号▽国道479号▽府道大阪中央環状線▽府道大阪和泉泉南線-の6路線。平日より交通量が少ない土日と祝日の午前9時ごろから午後5時ごろまでが対象の時間帯となる。

当面は府警本部で渋滞の発生状況などを確認しつつ、必要に応じて信号を切り替える間隔を調整するという。

夜間の幹線道路では、約30年前から同様の制御が導入されているが、昼間は初。府警交通規制課の大北良弘調査官は「これまでとは交通状況が変わるので注意してほしい。新しい試みで少しでも死亡事故を減らせたら」と話している。

https://www.sankei.com/article/20230929-AOCPQOSYCJJ4PDZHPXJLYBNNLQ/